関西ではここ数年の間に急速に予備校が淘汰されていった。親しい同業者の中にも失業の憂き目にあったものが多い。大手予備校>中小予備校>町なかの塾と給与も待遇もヒエラルキーが形成されているので、中小予備校が淘汰されるたびに町なかで二〜三人の講師が出資しあった塾が氾濫する計算になり、事実そうなっている。しかし塾サイズの規模だと、一つの噂や一人の人気講師の移動であっけなく消滅する。某予備校でも東進ハイスクールへの「移動」が続く時期があったが、スケールメリットというか総合力によるカバーによってダメージに至らなかった。一方、中小予備校の衰退は、学費免除の濫発が最大の要因である。最も単純に合格実績を上げるには「他人のふんどしで相撲をとる」こと、即ち進学校の生徒に特待生で講義に来てもらい、国公立や有名私大を総ざらえで合格させ、早大○○名、慶應○○名と謳うのである。